2010年2月21日日曜日

バベル

映画「バベル」がとってもおもしろくて、
最初はBGM代わりに家で流していたのに、
ついつい見入ってしまった。

(ホーチミン 2010年1月まんなか)

家族、親戚、友達・・・のみならず
会ったことがない人、
住んでる場所が違う人、
地球の反対側の行ったことがないような国の人にまで
何かしら私のとった小さな行動、行為、もしくは私の存在自体が、
誰かと関わっていて、
時には誰かの人生や寿命にまで関係している。

それでも、
そんなことには全く気がつかず、
私はたったひとりぼっちだとか
すごく孤独だとか
誰も自分を必要としてなくて悲しいとか
と涙を流したり、寂しく思ったりもしている。

ぬくもり、がほしくて
手を触りたくて
心細い、と感じている。

そういうシーンがとても印象的で、
なんだか切なくなります。
私にとっては
作品を見終わってから、バベルのことを考えていて、ふと涙が出そうになる、
という作品だった。

耳の聞こえないちえこが、クラブハウスに行って、
ライトの光で音楽を視覚だけで感じるシーンが、
楽しそうに踊っている人を見て、友達が誰かとキスしているのを見て、
ひどく孤独感を感じるシーンがとても印象的。

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