映画「バベル」がとってもおもしろくて、
最初はBGM代わりに家で流していたのに、
ついつい見入ってしまった。
(ホーチミン 2010年1月まんなか)
家族、親戚、友達・・・のみならず
会ったことがない人、
住んでる場所が違う人、
地球の反対側の行ったことがないような国の人にまで
何かしら私のとった小さな行動、行為、もしくは私の存在自体が、
誰かと関わっていて、
時には誰かの人生や寿命にまで関係している。
それでも、
そんなことには全く気がつかず、
私はたったひとりぼっちだとか
すごく孤独だとか
誰も自分を必要としてなくて悲しいとか
と涙を流したり、寂しく思ったりもしている。
ぬくもり、がほしくて
手を触りたくて
心細い、と感じている。
そういうシーンがとても印象的で、
なんだか切なくなります。
私にとっては
作品を見終わってから、バベルのことを考えていて、ふと涙が出そうになる、
という作品だった。
耳の聞こえないちえこが、クラブハウスに行って、
ライトの光で音楽を視覚だけで感じるシーンが、
楽しそうに踊っている人を見て、友達が誰かとキスしているのを見て、
ひどく孤独感を感じるシーンがとても印象的。
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