(2011/02/13 箱根)
よくいく喫茶店のお兄さんに
「きょう行った美術展、なんだかおもしろくなかったんです。どきどきしなかった」
って話をした。
お兄さんは
「自分のことを思うことができなかったんじゃない」
と答えた。
そういえば、Kさんが講演会で「絵を見ることは自分を見ること」って言っていたような記憶がある。
「マイブルーベリーナイツ」では「他人って鏡みたい。みんな他人を見て自分を見てる」
って台詞もあったような。
絵を見ることは自分をみているということでもあるというのは、うなずける。
感覚的に。
それに、自分で思いを巡らさないと何かを感じることはできないというのもそうだと思う。
そして、私の場合、確かに自分に返ってなにかを想像することが前よりも少なくなっていると思う。
今回面白くなかったのも、お兄さんの指摘の通りの部分があるはずだと思う。
でも、もうひとつ。
絵に向かうときにはやっぱり、絵を描いた人がいて、
彼が何かを訴えてこなければ響いてこないことも当然あるはずだと思う。
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