2008年8月5日火曜日

図書カード

                      (2007年6月長野県上田市無言館)
                      (なんだか空がスケッチみたい~)


大学の図書館では自動貸出機で本が借りられますが、

本の裏表紙には2005年くらいまでの
 貸し出し年月日の記録が記載されています。
きっとその年くらいまではいつ貸し出されたのか、
記録していたんだと思います。


誰が借りたまではわからないけど、
古い本なんかを見ると、
何人も何人も借りているとわかる記載に、
うっとりします。
その一冊の本の歴史を私もつないでいる気がします。

ときどき誰も借りられていないみたいだと、
私が一番最初に借りることが、
ナントナクうれしく思われます。
この本の歴史は私からはじまる、
みたいなきになってしまいます。


自動貸出機にはかなりお世話になっているし、
そっちの方が便利なのもわかってる私ですが、
図書カードが教えてくれる、
一冊の本の歴史の流れに私も加わってるっていう
証拠みたいなものがほしくなってしまう。
えーと・・・、本の、歴史の、知識の「所有欲」ではなくて
どちらかというと「つながり欲」かなー。

『耳をすませば』みたいだけど、
アナログな関係がときどき恋しいです。

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